MẠNH ĐƯỜNG FARM

⛰️ マイン・ドゥオン・ファーム ―― 人は、ただ庭の一部である

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経営者:Vu Manh Duong氏

庭へと続く道

くねくねと曲がる村道をたどりながら奥へ進むと、少し風化した木の看板に、手彫りの文字が目に入った。「Mạnh Đường Farm」――独特の風合いを湛えたその看板を見て、ここだ、と直感した。身をかがめて木立をくぐり、庭の中へ足を踏み入れると、そこにはコーヒーの木々が、数えきれないほどの野生植物と混ざり合いながら生い茂っていた。きれいに整えられた小道がなければ、原生林の中に迷い込んだと錯覚してしまうほど、自然は調和していた。

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彫刻家の家 ―― 生きている作品

庭の主、マイン・ドゥオンさんが笑顔で駆け寄り、家へと招いてくれた。階段の手すりに使われているのは、曲線の美しい一本の丸太――いや、ほとんど一本の木そのものだ。

「この家、全部自分で建てたんです。」

柱、木造の中二階、欄干、屋根、そして机や椅子、ベッドに至るまで、すべてが丁寧につくられている。素朴でありながら、確かな美意識を感じさせる空間。寡黙な佇まいの奥に、豊かな感性とロマンが息づいているのが伝わってくる。

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海から森へ

ドゥオンさんはかつて、航海士として海を渡る仕事に就いていた。しかしある日、その生活に区切りをつけ、両親のもとへ戻り、コーヒー栽培を継ぐ道を選んだ。

「人生は一度きり。自分の人生は、自分のために、意味のある形で生きたかった。」

最初に任されたのは、庭のほんの一部だけだった。だが二年後には、すべてを任されるようになったという。彼は冗談めかして笑った。「たぶん、あまり壊さなかったからでしょうね。」

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森の庭が教えてくれたこと

森の庭づくりを始めた当初、既存の木をすべて抜き、新しく植え替えてしまうという失敗をした。

「本当は、そこにあるものを活かすべきだったんです。生態系を守るためにも。減らすのは、後からでも遅くなかった。」

現在、彼は高木が日陰をつくり、中層にはバナナなどの植物が土に養分を与え、下層の草が水分を保ち、土壌を守る――という多層的な生態系を少しずつ豊かにしている。

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利益とは何か

かつて海で稼いだお金は、ほとんどすべて庭の整備と苗木に使ったという。農業を始めたばかりの頃の生活は、主に木彫りの収入に支えられていた。作品が一つ売れるたびに、そのお金をまた庭に注いだ。

「十分すぎるほどです。ただし、それはお金だけの話ではありません。健康や、日々の喜び、心の安らぎも含めて考えなければ、本当の価値は見えません。お金持ちになりたかったら、そもそもこの道は選んでいません。」

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農業とは、調和である

彼は木工と同じように、農にも細やかに向き合う。しかし収量を無理に追わず、実を急がせることもしない。

「熟したら収穫する。実らなければ、それも自然。」

「今あるものに満足できれば、庭は必要なものを必ず与えてくれます。”必要”とは、欲望のことではなく、”足るを知る”という意味ですが。」

「庭は一つの生態系。人は、その中の一要素にすぎない。」

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生き方を分かち合う場所

現在、ドゥオンさんは木彫りとコーヒー栽培に加え、ファームステイとして庭を開放している。都市を離れ、自然の中で生きたいと願う若者たちに、この暮らしの美しさと不便さ、その両方を体験してほしいと願っている。

「愛が十分に深ければ、道は必ず見つかります。」

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